ある日の下校中に

ろうど様・作



女子高生雨宮洋子は、その日学校からの下校時に強い尿意を感じていた。雨宮洋子は聖マリア学園の1年生。聖マリア学園は厳格なカトリック教を遵守することで都内でも有名である。聖マリア学園では男性と結婚までは肉体関係を持つことはもちろん、会話をすることさえ禁止されている。洋子はその学園のなかでもまじめなほうで学園の教えを比較的まもるほうの生徒であった。

(こまったわね、トイレに行きたいわ)

(でも、このあたりにトイレなかったし)

いつもなら、洋子は下校中どんなに尿意がせまってもなんとか我慢して自宅でしかおしっこをしないのだが、この日の尿意はとても自宅までもちそうにないほど強烈だった。

(このままだとおしっこが漏れちゃうかも)

(だめよ、洋子ったら聖マリア学園の女性徒はおしっこなんてしないと思われてるんだから)

そんなことはありえないのだが、近くの男子高校の生徒には聖マリア学園の女性徒はおしっこもウンコもしないという噂がながれていた。しかし、思いとは裏腹に洋子は本来の下校路とはなれて、無意識のうちに人通りの少ない路地にはいっていった

(ここって、いつも人なんて来ないわよね)

(ここなら、誰もこないし)

(おしっこしちゃおうかな)

(でも、こんなところで女の子がパンティーをさげておしっこするなんて)

(もしも、誰かきたら)

(でも、しょうがないわ)

(少しの間だから大丈夫よね)

(ほんとうに、誰もみてないかしら)

(こんなところ、みられたらわたし・・)

そうして、洋子が、下着をさげようとパンティーに手をかけたとき、人通りのまったくなかった路地に汚い身なりの男がはいってきた。

(ちょっと、あれっ、何。男の人?)

(あぶなかったわ。もう少しで、パンティーをさげちゃうところだったわ)

(こんなところに、なんのようかしら)

(とにかく、はやくどこかにいってほしいわ)

しかし、男はそこから立ち去ろうとせずにそのへんをブラブラしている

(こまったわ、このままだとおしっこできないわ)

(男の人の前でおしっこなんて・・)

洋子は強烈な尿意と戦いながら、それを目の前の男に悟られないように必死で平静を装っていた。

(どうしたのかしら、はやくどこかへ行けばいいのに)

(ああもう、近くに人のこない路地はないし)

(このままだと、わたし)

洋子が困っていると突然目の前の男がズボンのチャックをおろしおしっこをはじめた。

(キャッー、何?おしっこしてるの?立ちション?)

(ヤーン、ちょっとー)

洋子は驚いてその路地から飛び出した。

(あの男の人もおしっこしたくてあの路地にきてたんだ)

(ちらっとだけど、あの男の人のあそこみちゃったよー)

(もー、こっちもおしっこしたいんだよー)

(でもそういえば、近くの公園にトイレがなかったかしら)

(たしか、トイレがあったわ。すごく汚いから今まで使ったことはないけど、そんなこといってられないわ)

洋子はますます激しくなってくる尿意をなんとか我慢しながら、近くの公園にむかった

(あったわ、トイレ)

(でもここ、男の人もいっしよなのよね)

(男の人ははいってないかしら)

洋子は自分がトイレの個室に入るところを男の人にみられたくなかった。聖マリア学園の女性徒がこんな汚いトイレで用を足すなんてあってはならないことだからだ。

(いないわ、よかった)

洋子は男の人がいないとわかるといそいで個室のほうへ駆け込んだ

(わあ、汚いわ)

(しかも、水洗じゃないなんて)

(でもしょうがないわね)

そうして、洋子は白いパンティーをさげて、和式便器にしゃがみこんだ

(でも、間に合ってよかったわ)

洋子はお腹に力をこめた

(チョット待って、誰かはいってきたわ)

(もしかして、男の人かな?)

(隣の個室にはいったわ)

(多分男の人だわ、こんな汚いトイレ女の人つかわないもんね)

(こまったわ、もし男の人だと)

(ここ、水洗じゃないから。わたしのおしっこの音がすごく聴こえちゃうよー)

(こんな、我慢してるんだから。きっとすごい音がでちゃうよー)

(しかたないわ、お隣がでるまでもうすこし我慢よ)

そうして、5分が過ぎた

(どうしたのかしら、お隣まだかしら)

(一度、あそこゆるめちゃたからもう我慢できないよ)

(それに、こんな格好だともう限界)

(いざ、トイレにきちゃうともう我慢できないよ)

そうして、不振におもった洋子は個室の天井を見上げた。すると、そこには、さっき路地でみかけた男のにやけた顔が

(キャーー)

洋子は公園のトイレの個室から飛び出した

(何?なんなの?覗き?)

(トイレを上から覗くなんて)

(変態?ストーカー?)

(あの人、さっき路地にいた人よね)

(わたし、上からお尻とか見られてたのかしら)

(あの男の人こっちに向かってくる、逃げないと)

(ダメッ、走ると漏れちゃいそう)

洋子が逃げられないでいると男は洋子に追いついてきた。

「待ってくれ、ちがうんじゃ」

「驚かせてわるかった、わしはこの公園の管理人なんじゃ、怪しい者じゃない」

「最近は公園のトイレを使う者が減ってしまってこまっておったんじゃ、このままだと、この公園のトイレはなくなってしまう」

「しかも、公園のトイレを使わずにあの路地でおしっこする者はどんどんふえてくる」

「わしはときどきあの路地に行って、おしっこしそうなものがいないかみておったんじゃ」

「そこへあんたがいたんで、おしっこしたいならこの公園のトイレをつかってくれ、といおうとしたんじゃが、あんた聖マリアの子じゃろ、あんたみたいにきれいな聖マリアの子におしっこなんていい出しにくくての、もしちがってたらどうしようと思っての、聖マリアの子はおしっこしないなんて話もあるしの」

「どうしたものかと思っていたら、なんとわしのほうがおしっこしたくなってしまったんじゃ。あんたの前でするのもどうかと思ったんじゃが我慢しきれんかった」

「するとわしがおしっこをはじめるとあんたは驚いてにげてしまった」

「仕方なくわしはおしっこを終えてトイレの掃除をしに公園に戻ったんじゃ」

「そこでトイレの壁の落書きを消しておったんじゃ」

「10分くらいたったのじゃろうか、わしがはいってくる前からつかわれておった隣の個室がしーんとしてまだでてこん」

「わしはおかしいと思って上から覗いたんじゃ」

「また落書きでもされてるんじゃないかと思っての、最近多くての」

「そしたら、さっきの聖マリアの子がいるじゃないか」

「このトイレを聖マリアの子がつかってくれるなんて何年ぶりかの。わるいと思ったんじゃがついついジットみてしまった」

「そうだったですか。誤解してすいません」

(そうなんだ、なんか悪い人じゃなさそうだし。逃げ出してわるかったかも。)

「じゃ、私はこれで」

「まってくれ、あんたおしっこした後もずっとあのトイレにいてくれて、なにかあのトイレを気に入ってくれたんじゃろ」

「お礼にジュースくらいおごろう。ちょっときてくれんかの」

「いえ、まだあたし、おしっ・・・」

(おしっこ出してないんだけど・・)

(いえないわ。聖マリアの制服着てまだおしっこしたいなんていえない)

洋子はしかたなしにおじさんのいうまま公園のべンチにすわった。

「ジュースを買ってくるが、なにがいいかの」

「なんでもいいです」

「じゃ、この500mlのウーロン茶がいいかの。」

おじさんはウーロン茶を洋子に渡し、それから、おじさんはこの公園がいかに素晴らしいかをを説明し始めた。その話の間、洋子はウーロン茶にかるく口をつけただけでほとんど飲まなかった。

「どうしたんかの?さっきから。ウーロン茶全然飲んでないようじゃが?」

(こんなに、おしっこ我慢してるときにウーロン茶なんか飲めるわけないよ、だってこうして脚をギュット閉じてちからを込めてないとおしっこ漏れちゃう)

「やっぱり、聖マリアのお嬢さんはこんなおじさんにもらったジュースなんて飲めんのか・・」

「そんなことないですよ。わかりました。飲みます。飲みます」

洋子は仕方なくウーロン茶を飲み干した。その間も股間にちからをいれてないとおしっこが漏れてしまいそうだったが・・

「はいっ、全部飲みましたよ。おいしかったです。ありがとうございました。それじゃわたしはこれで」

(まずいよ、こんなにジュース飲んじゃったんだから。ますますおしっこがしたくなるよ)

「そんなに一気に飲むとは、のどがかわいているんじゃな。もう一杯どうじゃ?」

そういうと、おじさんはまた、ウーロン茶を差し出した。

「いえもうおなか一杯だから」

「遠慮なんかせんでいいんじゃよ。こんなきれいな聖マリアの子にならジュースくらい何本でもおごってあげるよ」

「いえ、本当にもういいんです」

「遠慮せずに、ほれほれ」

おじさんは強引に洋子にウーロン茶を渡そうとした。

「やっ、本当に本当におなかいっぱいなんですよ」

「そうか、残念じゃの」

「それじゃ、私はこれで」

「なんじゃ、そんなに急ぐこともなかろう」

「いえ、本当おいしかったです。ありがとうございました。それじゃ」

「そうじゃ、最後にあのトイレのどこがそんなに気に入ったのかきいておかんと」

「実際、見ながらのほうがいいかの。またトイレにいこうかの」

おじさんにつれられ、洋子は仕方なしにまたあのトイレにはいった。そういえばあらためてトイレをみてみると確かに掃除はされている。

(でも、今時水洗じゃなくて和式便器なんて、それにこのニオイ、これじゃ女の子はつかわないよね)

「なんでかのー。最近は女の子なんてめったにこのトイレをつかわん。昔はときどきはつかってくれたんじゃがのー」

「どうしてでしょうね。こんな掃除してるのに」

(どうしようもないよ、これじゃ。でもかわいそうだからそんなこといえないけど・・)

そこに、30才くらいのサラリーマン風の男がトイレにはいってきた。

(キャッ、男の人がはいってきたわ。おしっこしにきたのかな)

男がはいってきてもおじさんはかまわずに話をしている。サラリーマン風の男は聖マリアの制服をきた洋子がいた事に少しびっくりしたようだったが、そのまま男性用小便器のほうへむかった。

(おじさん、男の人がきたよ。もうでといたほうがいいんじゃないの?)

(キャッ、あの人のおしっこの音が少し聞こえてくる)

洋子はもはやおじさんの話をきくどころではなく、男のおしっこの音に耳を澄ましていた。

(終わったのかしら?音がしなくなったわ)

洋子は横目で男のほうを見た。

(アッ、いまからだを揺らしたよね。おちんちんもプルンプルンてしたのかな?)

洋子がどきどきしてみていると今度は20歳前後の背の高い男がはいってきた。

(アッ、チョットかっこいい人。あの人もおしっこかな?)

(キャッー、やっぱりおしっこなんだ)

(いやー、おしっこの音聞こえてくる)

(もしかして、この人もおしっこの後におちんちんプルンて振るのかな?)

洋子は横目でチラチラ男の様子を見ている。

(アッ、チョットだけどからだ揺らしたよね。あの時におちんちんもプルンって振ってるのかな?)

洋子は本当はもっとよく見たかったがこれ以上顔を男の方に向けるのは恥ずかしくてできなかった。

(でも、こんなかっこいい人もおしっこするんだ。さすがにおちんちんは見えなかったけど、私ったら聖マリア学園失格よねこんなにおちんちんおちんちんって、いつもは絶対こんなこと考えないのにどうかしてる)

(あれ、今度は若い女の人がはいってきた)

(ひょっとしてこのふたり恋人かな?)

(この女の人、あの男の人といっしょにはいりずらくて遅れてはいってきたんじゃないのかな)

(あれっ、かっこいい男の人でていったわ)

(女の人個室にはいったわ、やっぱりおしっこするのかな、やーんすごい音が、おしっこ相当我慢してたんだよね。やっぱりあんなかっこいい人におしっこいきたいなんていいずらいよね。だからこんなにたまるまで我慢して。やーん長いよーまだ終わんないのかしら?やっぱりこのトイレだと女の人のおしっこの音すごくきこえちゃう)

(わたしだってこの女の人に負けないくらいおしっこ我慢してるんだけど・・)

洋子がそんなことを考えているときにも、おじさんはおかまいなしに話をしていたが、

「洋子ちゃん。すまんがまたもよおしてきたんじゃ。歳をとるとおしっこがちかくなっていかん。それでは失礼して」

そういうと、おじさんはまたおしっこをはじめてしまった。

「えーまたですかー」

(そうだ、わたしもまたおしっこしたくなっちゃったって、いおうかな。でも、あんなにすごい音がしちゃうし。聖マリアの女の子があんな音立てておしっこしたらまずいよね。でももう限界が、どうしよう・・。さっきのジュースがもうおしっこになってるのかな)

(本当、もう絶対まずいよこのままだと・・)

洋子はあまりの尿意に無意識のうちに股間を左手でおさえてしまっていた。しかし、その様子をおしっこを終えたおじさんが見ていた。

「あ、あんた」

(しまった。あそこ押さえてたのおじさんにみられちゃった)

「そうじゃたのか」

(うん、そうなのあそこ押さえちゃうくらい我慢してるの)

「すまんかったずっと気付かんでの」

「いえ、言いださなかったこっちもわるいし」

(もうこのおじさんにおしっこの音聞かれてもいいよね。このトイレでしちゃおう)

「ひよっとして、さっきあんたこのパンツをトイレに置き忘れたんじゃないか。だから、股間押さえているんじゃろう」

(アッそれはわたしのパンティー)

「そうです。わたしのです」

「やはりそうじゃったか。このことを言うのをすっかり忘れておったワイ」

おじさんはそういうと下着を洋子に手渡した。

「じゃ、わたしはこの中で着替えます」

(それと、おしっこもしますけど)

「そうか、そうじゃのう聖マリアのお嬢さんが人前で下着を履くわけにはいかんからのう。その個室の中で履くといい。それじゃわしはこれで帰るとするかの」

おじさんはトイレから出て行った。

(おじさん、いったわ・・)

(あれっ、まだ、さっきの女の人でてこない。まあいいか、じゃこっちのほうに・・)

洋子が2つある個室のもうひとつに入ろうとした。しかしそこに、いかにも下痢を我慢してる男の人がお尻を両手で抑えながらものすごい形相で洋子を押しのけ個室にはいってしまった。

「いたい、ちょっと、なにするんですか」

(アッ、もう一つの個室にはいっちゃった。もーまだおしっこ我慢しないといけないの。でもあと少しの辛抱よね)

洋子の我慢はいよいよ限界で洋子は股間を両手で押さえないといけなくなってきた。

(もー、男の人はともかく女の人はなにしてるの。もしかして、あんなにすごいおしっこした後に大きいほうまでしてるんじゃないのかな)

最後の力で洋子がおしっこを我慢していると、そこに男子高校生の集団がトイレにはいってきた。男子高校生たちは聖マリアの制服をきた洋子がこんな汚い公園のトイレにいることにとても驚いたようだった。

「おいっ、みろよ。あの子聖マリアの子じゃないか」

「バカいうな。こんな汚いトイレに聖マリアの子がいるわけないだろ」

「でも、あの制服って聖マリアだよな」

「そうだよ。こんなところでなにしてんだろ。まさか聖マリアの子はおしっこなんてしないだろ」

「お前マジでそんな噂信じてるのか。だからうちの高校はバカ高校っていわれるんだよ。聖マリアのお嬢さんでもおしっこするときはするんだよ」

「でも、勘弁してくれよ。聖マリアの子の見てる前で、ちんこだしておしっこするのかよ。俺、緊張しておしっこ出ねえよ」

「俺なんか、聖マリアの子の前でおしっこするって考えただけでちんこ勃ってきたよ。これじゃおしっこできねーよ」

「でも聖マリアの子がこんな汚いトイレにいるんだ相当溜まってんじゃねえの」

「ねえ、彼女。もっとこっち向きなよ。おしっこしたいんだろそんなとこで待ってないで、こっちで俺たちといっしょに連れションでもしない」

「ばか、女の子が男と連れションなんかできるわけないだろ」

「そうか?こないだ見たAVじゃ女も立ちションしてたぜ」

「ねえ、彼女」

しかし、洋子は男子高校生の話がほとんど耳に入らないくらいにおしっこの我慢に集中していた。

(・・最悪だわ。聖マリアの制服着てるのに、こんな汚いトイレの順番待ちしてるところみられるなんて。それに、この人たち不良っぽい。下品よ)

(どうしよう。もう股間押さえてないと堪えらんない、でも、こんなたくさんの男の子の前でそんなこと絶対出来ないし)

(とにかく、このトイレから出るしかないわ)

「もー、お父さんたら、はやくしてよー。私もういくよー」

そういうと、洋子は男子高校生たちと目を合わせないようにそそくさとトイレをでていった。

(ふー、なんとか、あのトイレから出れたけど。もうだめ限界、もうあそこの草むらでするしかないわ)

(誰もみてないよね)

洋子は草むらに入り、もう一度誰もいないか辺りを見渡した。

(大丈夫そうね)

そうして洋子がしゃがみこむと同時におしっこがものすごい音をたてて溢れ出した。

<ジョッ、ジョジョーーーーーー>

(ふーー、やっと出せたーー)

(でも、やーんすごい勢い)

洋子はあまりのおしっこの勢いに驚きながらもかつてない開放感にひたっていた。そこに・・

「ワン、ワン、ワン」

(わっ、びっくりした。もー驚かせないでよー。誰かきたのかとおもったじゃないのー。まだ、ちょっとしかおしっこ出してないのに止まったらどうするのよ)

(でも、こんなに驚いてもおしっこ止まんないってすごいかも、普通はこのくらい驚くと止まるんだけどな。まだすごい勢いで出てるし)

「ワン、ワン」

(なによー、私は怪しい人じゃないのよー)

(もー私のおしっこみないで、あっちいって)

(この犬、もしかしてオスかな?私のおしっこ姿を見てるような気がするよ)

その犬は洋子があまりにすごい勢いのおしっこしてるのに驚いたのか洋子の目の前で吠え続けている。

(もーこんな目の前でそんなに吠えられるとおしっこ出しずらいよー)

しかし、洋子のおしっこの勢いは相手が犬だと判ると安心したのか衰えるどころかますます激しくなってくる。そこに、近くから男の声が

「ジョンー、どこだー」

(いや、男の人の声。この犬をさがしてるみたい)

「ワン、ワン」

(吠えちゃだめ、こっちにきちゃう)

「ワン、ワン」

(いい子だから吠えちゃだめ、男の人がきちゃうよ。私のおしっこおわるまで吠えないでよ)

「ジョンー、こっちかー」

(あっ、こっちにくるわ。おしっこまだでるよー。どうしよう)

(うんっ、おしっこ止めないと)

洋子はなんとかおしっこを途中で止めようとした。しかし、おしっこは勢いが少し弱まるだけで止まらない。

(・・・止まんないー。まだ出る・・・)

「ジョンー」

男の声はますます近ずいてくる。洋子は男の声がどちらの方向からするか耳を澄ましてみた。

(前から声がする、どうしよー。おしっこはまだまだでるし、もう一度、うんっ・・・、やっぱり、止まんない・・)

洋子は本当に限界までおしっこを我慢していたので自分でも信じられないくらいのおしっこが出ていた。しかも、まだまだ、出そうだった。

「どうしよ、どうしよ」

「ジョンー」

そして、洋子の目の前に男が現れた。

「ジョンここにいたのか、まったく・・・」

男が草をかき分けて顔を上げると目の前で聖マリアの制服を着た女子高生がこちらをむいてしゃがみこみこんでいた、しかも彼女の股間からはすごい勢いのおしっこが出ていた。その子の顔はかばんで隠れて見えない。洋子は最後の手段として自分の顔だけをカバンを両手で持って隠すことにしたのだった。しかし両手でかばんを持っているためスカートがずりおちておしっこがかからないように股をめいっぱい広げておかないといけなかった。その姿は一昔前のエロ本の表紙に使われそうなものだった。だだし、隠している所と股間からすごい勢いでおしっこが出ていることが違っていたが。男は、彼女の股間からおしっこがでてくる様子をみていたが、目の前で何が起きているのかわからずに呆然としている。男はもう二歩足を踏み出して手を伸ばせば彼女の髪に触れる事もできるくらいの位置にいた。そして、男が目の前にいるにもかかわらず。彼女のおしっこはすごい勢いで出続けた。彼女のおしっこの飛沫が男の靴にかかることすらあった。男はあまりのことに何もいうことができずにその様子を見続けた。洋子は男が現れたときから頭の中が真白になってなんにも考えられなかった。ただ、とめどなく出てくるおしっこの音を聞いているしかなかった。

洋子のおしっこは男が現れてから20秒ちかく出続けただろうか。やっと、おしっこがおわった。洋子はおしっこをポタポタと滴らせながらあそこを拭く事もせずに、そのまますくっと立ち上がるとカバンで顔を隠したままそのまま後ろに走り去った。

(おしまい)

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