Mr.BONES
SS

君たちは知っているだろうか?

過去、セガサターンではコンビニのみでしか販売しなかったゲームたちがあったことを

セガサターン自体、世に進出することが少なかった機種

さらに咥えてこのコンビニ販売

数多くのゲームが有名になることなく闇に消えていった

しかしどんな機種であろうとも

たとえどんな販売の仕方でも

心を打つゲームというものは存在する

それがこれ・・・

Mr.BONESである

呼んで字のごとく、彼、主人公は骨、骸骨なのだ

今は昔、邪悪な魔法使いが封印されそして現代によみがえった

彼はこの世をのろい、そしてこの世を支配するために

手近なものとして彼らスケルトンを墓からよみがえらせ、操った

ひょんなことから、その呪縛から逃れ、唯一彼の暴挙を止めようとする骸骨

それが彼、Mr.BONESである

このゲームはミッションごとにステージが分けられている

その面ごとにパズルアリ、音楽演奏アリ、アクションありと実に多彩だ

アクションにおける彼の攻撃、それはスケルビームという青いビーム光線である

どういう原理かはさっぱり説明されず

そして、彼は骨である。当然もろい

ダメージを受けるたびに骨が落ちていき

最終的には頭骨と背骨のみになってしまう!

カルシウムが足りないようだ

しかし、追いすがってくるほかの骸骨から奪うこと可能!

誰の骨でもいいんかい

また、よく骨を見ないと右腕が2本とか、左足が2本

あげくアバラが2個とかとんでもないことに!

さすが骨、存在自体がパズルである

さらに、動きがモーションキャプチャーしたようなすばらしい

志村〇ンの動きである

まさに逃げるさまはバカ殿そのものの動きだ

また、彼は音楽が得意だ

追っ手に追い詰められたとき、彼は何を思ったかギターを演奏

追ってすべてを逆洗脳してしまった

お前はヴァンパイアのザ〇ル

しかもそれが、音楽に合わせて何も説明もないパッドのボタンを合わせて押すというステージ

まずボタン配置を覚えるだけでもえらく難しい

それから彼は太鼓も叩く

アメリカからいきなり南国へモデルチェンジか。ボーンズ

彼は追っ手をまいた後、魔法使いの野望を止めるべく彼の居城に向かう

そこに行く前に、彼は巨大な骸骨ティラノサウルスの骨に出会う

どっから発掘した!

その恐竜の骨は凶暴であったため、魔法使いも使いこなせず城の堀につながれていた

そして彼を助けたボーンズは、彼の恩返しとして居城までつれてってもらうことになった

翼竜の骨に変身して!

・・・それは無理だろ

その話は置いておくが

窓を体がばらばらになりかけながら突き破り

入った広間には武装した屈強な骸骨が立ちふさがる

そしてボーンズが一言こういった

「粋なジョークで笑わしてやるぜ!」

・・・そしてこのゲーム最大のステージ「FANY BONES」へと向かう

このステージの操作の仕方

セガサターンのパッドのボタンはA〜C、X〜Zの6個のボタンで構成されている

そのボタンの一個一個にジョークの一節一節が設けられていて

それをタイミングよく押してジョークを完成させると言う

かつて過去のゲーム類を見ないものである

早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ

まるで北斗神拳のような精密さでうたなくてはならない

ここに、そのジョークの一部を紹介しよう・・・

元旦に お坊さんが二人 歩いていた これが本当の 和尚がTWO なんちゃって・・・

ボクプロゴルファー、君は? ボクプロレスラー、ところで君は? 僕さー、ボクサーなんだよねー

時間なんか 気にするなよ 時計なんて ほっとけい!

わー!大変だ 馬が 埋まった

誰もが通るシリーズ 隣の家に 囲いができたってね へ〜〜〜〜〜

あそこの家 留守みたいだね 電話に でんわ

なぞなぞです 烏賊がたくさんいて 泳げない国はどこ? ジャマイカー!

・・・

途中で開いた空間はボタンが違うことを示す

おそらく確認しただけでも30種類ほどのジョークを8個連続でクリアーしないといけないこのステージ

勝負はプレイヤーの気力である

この後にラストステージがあるのだが

このファニーボーンズのほうがよっぽどインパクト強すぎて印象にない!

どの機種にも名作、迷作というものは存在する

SSでなければもっと売れただろうに

SSゲームに対する最高の賛辞である・・・

前に戻る